2010年9月30日木曜日

歯の治療

5月、歯医者へかかりました。
まずリステリンで口をすすぐように言われて、次に麻酔の注射を一箇所だけ。
その後は90分間ノンストップの治療です。
90分間口を開けたままの姿勢で動かず、緊張のせいもあるのでしょうけど背中や腰、ヘッドレストに乗せた頭のところも痛くなり、管で口の中の唾液も吸い取らないため溺れ死ぬかと思いました。
日本のような銀のかぶせ物はカナダではもうしていないとのことで、白色のもので覆って終了。
一度の通院で1本の歯の治療が済みました。
先生は他の患者を掛け持ちするわけではなく、私のところに90分間つきっきりです。
(だから当日キャンセルすると、キャンセル料がかかるんですねー)
開きっぱなしだったアゴの調子が戻るのに夜までかかったりして、かなり辛い治療でしたけど、1度で全部終わると言うのが歯の治療が苦手な私にはうれしかったです。

そして今日はルートカナル、神経を抜くためにエンドドンティッククリニックへ行って来ました。
麻酔3本、「これで最悪な部分はおしまい」と先生に言われてちょっとホッとし、10分ほど様子を見た後一気に削り始めました。
今日は1時間ちょっと、やはり口を開けたままの治療。
神経のうち1本が隠れていてなかなか見つからなかったと言われ、でも結局3本ともきれいに取ったからと言われました。
見落としが無いかレントゲンを4回撮り、最後に「すごくいい出来だ!」みたいなことを言われると本当にホッとします。
さすがスペシャリスト。
行って良かった。
これで保険さえきけばカナダで歯を全部治してもいいのに…


こんな小道が東京を思い出させてくれて好きです。

2010年9月28日火曜日

エンドドンティック・スペシャリストへ行きました。

今まで何度も治療してきた奥歯は日本を出る直前の治療でかなり深く削ることになってしまったようで、トロントへ来る機内で痛み出していました。
「削って詰めたところが神経に近い」
今日レントゲンを見ながらエンドドンティストに言われました。
やはり神経を抜かないとダメだということです。
今までその歯で物をかまない、アイスクリームはあきらめる、熱い飲物、冷たい水などに気をつければなんとかしのげたので、決断を延ばしに延ばしてきました。

カナダの歯医者さん。
治療をするのは歯科医、神経を抜くのは専門医エンドドンティストと分かれています。
まず歯科医で紹介してもらったエンドドンティストへ行き神経を抜いてもらい、その後2~3週間以内に歯科医へ戻って神経を抜いたところをきれいに詰めてもらうという別々の通院が必要になります。
歯の治療が苦手な私にはキツイ日々になります。

木曜日、朝8時ルートカナル(神経を抜く)の日。
あぁ歯は大切。


関係ないけど、トロント日系文化会館。
「五世」までのノボリがありました。

2010年9月27日月曜日

りんご狩り


トロントから北東へ1時間ほどのところに住む友人宅へ遊びに行きました。
紅葉がすすんでいて、黄色や薄黄緑、鮮やかな赤いツタもきれいです。


春から何度か遊びに来ているお宅です。
子供達は到着するなり大好きな庭の向こうに見えるツリーハウスやハンモックへ駆けていきます。

さて、みんなでりんご狩りへ出発。

途中で友人の友人宅の前を通りかかると庭に何機もの飛行機を発見。
車を停めて見せてもらうことに。

これらの飛行機は全部手作りで、材料もリサイクル品。
事務机の引き出しのレール、プロパンガスのキャップ(?)、車のホイール、実家にあったコーヒーテーブルの脚、機体や翼の部分は庭のプールの外側などなど。


立ち寄ったときもちょうど上の写真の機体を製作中でした。
去年の12月頃からというから、1年以上かかって1機出来上がるようです。
もちろん平日は仕事に行っているので休みのときにコツコツと・・・

そして、りんご狩り。
いろんな種類があるので味見をしながら、きれいに色付いたものを採っていきます。
1人2~3個ずつは食べたでしょうか。
そして1袋いっぱい詰めて$15。
広い敷地の中を車で移動して最後にお金を払って出るのですが、
中には驚くような方法でりんごを車内に隠して行こうとする人もいるのだとか。
「そういう人は顔を見ればわかっちゃう」そうです。


パンプキンパッチにはあざやかなオレンジに色付いたパンプキンもありました。

Trent University
そして紅葉を見に行こうと、さらに北へ。
川沿いにあるトレント大学は美しい景色の中にたたずんでいます。

Burleigh Falls
バーレイフォールズの水量が少ないときは川の中ほどにある島へ岩づたいに渡って行けるそうですが、今日は異常な水量のためごうごうと水が流れていました。

友人宅へ戻り、りんごの選別。
きっとこうだよ、と種類別に分けた後山分けしました。

友人宅のベースメントにあった巨大ブーツ。(左側は普通の女性用)
こんなゴツイ物が必要になるの~?と、持ち上げてみたら…重い。
まるでロボコップ。
こんなのはいたら前に進めないよ~


2010年9月24日金曜日

夏の最後の日

今日も暖かい日になりました。
気温30度と表示されています。
皆口々に「今日が夏最後の日よ、enjoy!」と言います。
予報では明日からまた気温が10度台に下がり、その後はもう暖かくなる日はないようです。
これから短い秋本番、そして冬は一体どんな寒さになるのかを思うと正直わくわくします。

昨晩は6時半から8時まで小学校のカリキュラムナイトというものに行ってきました。
体育館で校長先生の話があり、今年度の先生達の紹介の後各子供達のクラスへ行きます。
そこで教室へ入る際に担任の先生に自己紹介をして握手。
その後は子供が自分の座っている席を教えてくれたり、壁に貼られた絵を教えてくれたり自由にクラスの中を見て回ります。


次男の自画像

そしてこの日は年に2度あるブックフェアーというイベントも図書室で行われていました。
移動本屋さんのようなもので、消しゴム、鉛筆、鉛筆削りなども置いてありそれはそれは楽しい図書室になっていました。

実際に読むのかどうかはさておき、子供達が並べられている本をこんなにうれしそうに手にとる様子は見ている方も楽しくなります。

それとは別によく学校から本の「パンフレット」をもらって帰ってきます。
これまた端から端までじっくり見ては、注文したい本の名前を書き連ねていきます。
はじめのうちは見て楽しむ程度でしたが、そのうち「買って買って攻撃」になり、この両方のイベントは売上げのいくらかを学校側の本の購入にあてることができ、先生達も生徒にそのことを伝えるので、子供達から「学校のためにもなるんだよ」と言われることになります。

2010年9月21日火曜日

インディアンサマー

今日は朝から暖かくて、昼間は26度にもなりました。
半ソデOKです。
夜になっても気温はあまり下がらず、23度。
温かい風がとても気持ちいいので、近所を散歩してみました。
夜7時半はもう薄暗くて写真はきれいにとれませんが、満月がきれいです。

今日はうれしいニュースがありました。
夕方、子供達が通う日本語補習校の教頭先生からはずんだ声で電話をいただき、絵本作家の島田ゆかさんから寄贈の絵本が届きましたとのことでした。
ちょっとしたことがきっかけでしたが、島田ゆかさんにとても丁寧な対応をしていただき本当にうれしくて、家中大興奮の大騒ぎでした。

島田ゆかさんの描く、「バムとケロ」や「ガラゴ」をご存知ですか?
とてもかわいい絵本で、散歩したくなる森の絵や暖かそうなバムとケロの家、きれいな配色のかわいい小物たちなど、ついつい夢見てしまうかわいい世界の絵本です。
詳しくは… バムケロページをどうぞ。

バムとケロのそらのたび ちなみにお気に入りはこの「そらのたび」です。

バムとケロのさむいあさ でもトロントではこちらのお話も身近な感じです。

今は来春出版予定の新しい絵本の製作のためとてもお忙しいとのこと。
そんな中手配をしていただき、本当にどうもありがとうございました。

そして新作絵本、楽しみに待っていまーす!


2010年9月20日月曜日

暖房


今朝も窓の外側にくっつけてある温度計を見てみます。
気温8度。
結構冷えてきました。

この借家、大家さんが朽ち果てそうな裏のデッキを直してくれるというので入居を決めたハズなんですが、未だに…。

おまけに庭の木々は種から芽を出し年月を経て生い茂ってしまった雑木です。
そのために今までほとんど陽が当たりませんでした。

「カナダだからねー、庭も木がいっぱいね」なんてのん気なことを言っていたのですが、近所の方々とのやりとりで、どうやらこの家は以前の持ち主にも長年手入れされずにいたということがわかりました。


6月に日本から来た両親が、時差ぼけ真っ只中にノコギリとハサミで玄関の周りの木と草を刈ってくれ、近所の人達にも「アラ、そこに玄関があったのネ」なんて冗談を言われるほど見違えたものでした。

そして今…庭に住んでるリスやグランドホッグの一家、野ウサギ達には悪いのですが、ついに夫が電ノコ片手に立ち上がり…

引っ越して半年、部屋に朝日が差し込む様子を目の当たりにし「切り倒して悔いは無し」と満足顔。

そして地下にはファーネスという暖房の設備があります。
ここから家中に温風が送られる、らしいです。
右奥にあるのが900L以上の燃料が入るタンク、左側にあるのが・・・
とにかくこの左側の機械の中に古いフィルターを発見。
ぞっとするようなフィルターだったので、早速新しいものに交換。
これで少しはカビ臭が抑えられるかもーという期待でうれしくなりました。


2010年9月19日日曜日

バッドランズ

オンタリオ湖の南側からヒューロン湖とミシガン湖の北側を弧を描くようにはしる「ナイアガラの断層」というのがあります。
その断層があるのでナイアガラの滝もあるということです。

そしてその断層に沿いブルーストレイルという長いトレイルがあります。
今日はそのブルーストレイルの途中にある「面白い風景」というのを探しに行きました。
トロントから車で1時間ちょっとです。

突如現れたかわいらしいお店で道を聞きます。
よかったらお店の裏庭でゆっくりしていってくださいね、のような感じのことを言ってくれたのでアイスクリームを買って裏に回ってみます。

なんて贅沢なひとときでしょう。

澄んだ水の流れる川がありました。

お店の裏側
デッキの上で小さなハープを弾く人もいました。

ようやくたどりついたのが、Cheltenham Badlandsチェルテナムバッドランズと発音するのでしょうか。
鉄分を多く含む土壌が錆びて赤い色をしているそうです。
そして緑色のような帯がかかったような変わった光景が突然道路わきに現れました。

2010年9月18日土曜日

ムシ・・・

「ぎゃっ!!」

思わず叫んでしまいました。
6月の毛虫大量発生以来の驚きです。

夕方帰宅し玄関に向かおうと階段に足を・・・
ん、地面が動いたような・・・表面がざわざわっと。

羽アリの大群が花壇と階段の辺りの一角を覆い尽くしていました。
鳥肌もんです。
よく見ると足にもくっついているし、腕にもとまっています。
きっと花壇の木枠の中に巣があるのでしょう。
私達があまり騒ぐので夫がホースで勢いよく水をまき、羽アリを散らしてみました。

(気持ち悪い写真でゴメンナサイ)

すると少し離れた前庭から娘が叫びます。
木の根が地表に出ている辺りの地面がメラメラと輝いているようです。
ざわざわと動く羽アリの羽です。
どうやらシロアリではないようですけど、参りました。


これは、ドラッグストアの看板。
鳥がとまらないように針金がたくさん出ている上にスキマを見つけ、ハトが1羽とまっていました。
「O」の中にも巣があり2羽のハトがいます。
よく見ると右の方の「U」の上にも。
人の上手をゆく鳥達です。

2010年9月15日水曜日

宿題とおやつ

乾燥してきました。
空気が乾燥してくるとまずリップクリームが手放せなくなり、次に指先がガサガサしてきます。
気温18度。


今日の娘の宿題。
算数。
1+2+3+4+5+6+ … +98+99+100 の答え方を「パターン」を使って説明しなさい。

「パターン?」

今日学校で教わったことが宿題ではなく、自分の考えを書かせるという・・・
計算だけさせていればよかった、ドリルの宿題が懐かしい。
上のような問題でたくさんのページを見て、半泣き状態の娘もそう思っているハズ。


おやつは日本語誌で見た、バナナのようでバナナじゃない別物。
黄色い方はバナナ。
緑色がプランテーン。
熟してくれば茶色く柔らかくなり、そのままでも食べられるそうですが。
まだ硬くてバナナのようには皮がむけないのでナイフで皮をむき、バターでゆっくりと炒め、きな粉砂糖をまぶして食べてみました。


芋系?

2010年9月14日火曜日

9月

長い旅が終わり、夏休みも終わるとポカンとやる気をなくしてしまいました。
トロントへ来た目標達成。

あんなにトロント大好き、もう日本には帰りたくないよと連発していた子供達まで(特に次男)、同じように感じたのか「日本に帰ったらねー、」と言い出しました。
日本に帰りたくなったの?と聞くと、「ちょっとね。旅行が終わっちゃったら楽しみがなくなっちゃってさ」と。
でもハロウィンがある。
クリスマスもある。
たくさんの雪を体験するまでは帰れませんっ。
…って、そんなことを言っていたら本当に遊びに来ただけの「ロングバケーション」になってしまいます。

今朝も3人分のお弁当を作ります。(またサンドイッチ…とぼやく長男)

新学年が始まって1週間が経ちました。
長男→8年生(トロントでは中学最高学年です)
長女→5年生(トロントでは小学校最高学年です)
次男→2年生(短い「ぴかぴかの」1年生でした…)
となり、長女と次男はクラス替えがあり、2学年混ざったクラスです。
長女→4・5年生クラス
次男→2・3年生クラス
面白いですねー。
先生はどうやって教えるのでしょうか。

森を散歩中に見つけた巨大きのこ
ちらほら紅葉が・・・
かわいらしい二色の実


そして私も近所のESLクラスの新学期が始まりました。
今回はメキシコ、韓国、中国、ルーマニア、イラク、あと分からない国、そして日本人の私というクラスです。
移民向けのプログラムなので年齢も事情も目的もさまざまで、オンライン辞書に使用するコンピューターでゲームをしている人もいますし、youtubeでミュージックビデオを楽しむ人もいますが基本的に皆真剣です。

さて、頑張らねば。

2010年9月6日月曜日

また、おまけ

そうそう、五大湖の名前の覚え方、HOMESホームズというそうです。

H...Huron
O...Ontario
M...Michigan
E...Erie
S...Superior

知らないの、私だけでした?

2010年9月5日日曜日

Pt.Pelee

義姉さんと合流するため次の目的地、カナダのPt.Peleeピーリー国立公園へ向かいます。
今度はデトロイトから橋を渡ってカナダのウィンザーへ入ります。

ウィンザーの川岸の公園からアメリカ側を見ると、あのGMのルネサンスセンターがそびえ立つのが見えます。

ウィンザーから南東へどこまでも平坦なところをいきます。
冬でも比較的に暖かいところだそうです。
そしてトマトの産地ということで、リーミントンの町にはトマトケチャップの「ハインツ」の工場がありました。

工場の煙突にHeinzの文字を見つけたとたん、あたり一面トマトのにおい!
おまけに真っ赤なトマトをあふれんばかりに山積みした巨大トラックが目の前の交差点を横切っていきます。
そうかー、ここへむかう途中ハイウェイに時々赤くて丸いものがつぶれたり転がったりしていたのはトマトだったんだな。

リーミントンの町を過ぎるとPt.Peleeへ到着。
どうしてもここへ連れて来たかったと、義姉が初夏の頃から言い続けていた場所です。
エリー湖へ三角形状に飛び出したポイント・ピーリーはカナダ本土の最南端です。
そして寒くなる前にメキシコへ渡る黒とオレンジ色の模様のモナークバタフライが集まる場所です。
確かこの蝶には毒があるので鳥も食べないとか・・・メキシコへ渡ると、ある種類の木に大量に鈴なりにくっつき越冬をするという・・・いづれにしても私はイモムシや蝶類は苦手なので年間通して暖かい気候のピーリーでガや毛虫に遭遇して参りました。

上の写真は「風力発電の巨大な風車建設に反対」というサインです。
渡り鳥の重要な通り道でもあるピーリーです。


夕方近くでしたが、あまりにも穏やかな湖面だったので、夫と長男でレンタルカヤックを楽しみます。

ローマや北カリフォルニアと同じ北緯42度

翌日はなんと北上してきているハリケーンの影響で昨日の静かな湖とはうって変わり大荒れの空模様。でも午後には雨もやんだので国立公園内に入ります。
岬の西側は荒れ狂う波しぶきですが、東側は風はあるけど静かな湖面です。

ビーチには打ち上げられた小魚がはねていて、次男は一つ一つつまんで湖に帰そうとしますがすごい量なので追いつきません。
そのうち落ちている小石に縞模様が浮き出ていて博物館で見た化石みたいだと拾い集め始め・・・

大きな魚だ!とお昼ごはんのパンをかじりながらつかみあげました。
アラ、次男はいつから魚なんかつかめるようになったのでしょう?

空は晴れてきました。
でも荒い波はおさまりません。

湖には潮流はないと思っていたのですが、三角に飛び出した地形のため複雑で危険な流れができるようです。
泳がずとも足を水に入れて遊んでいるうちに引き込まれて、過去に何人も亡くなっているそうです。

昨日と同じお店でレンタルカヤックを1台借りて車に積んできました。
水草が生えている湿地の中をカヤックに子供一人ずつ乗せて行きますが、風が強いため湿地帯を出るのはやめました。


広大な湿地帯の中をボードウォークが続きます。
次男は小さなヘビを見つけて大喜びです。
結局夕方まで遊んでいたのでこの後のハイウェイの渋滞を考えるとトロントまでは通常の倍の時間がかかりそうだということで、途中のセント・トーマスという町で1泊することにします。

翌朝はあまりの寒さに、ジャケットを持ってきて良かった~と着込みます。
町を歩く観光客も秋というより冬の格好に近いような・・・
セント・トーマスから20分のエリー湖岸、ポート・スタンリーという小さな港町へ寄ってみます。

今度は巨大な岩に貝殻の化石だよ!と子供達は大騒ぎ。
なんだかこんなにゴロゴロと化石があると何でもないものに思えてきます。

帰りは採れたて野菜を買って帰ります。
まだハロウィンには早いかな~、とうもろこし6つで$2.5!
ピーチとラズベリーとプルーン、黄色と赤色のプチトマト・・・
夕方にはトロントに着きました。
早速とうもろこしをゆでます。
季節がもう遅いかなと思いましたが、甘くておいしかった。
トロントも寒い!
気温15度です・・・