2010年9月4日土曜日

ボンファイヤー

右手にきれいなヒューロン湖を臨み、その名も「ブルーウォーターブリッジ」を渡るとアメリカ、ミシガン州ポートヒューロンです。


アメリカに入ったとたんにハイウェイの路面が凸凹する中を真っ直ぐ西へ向かいます。
ミシガン州はミトン手袋の形でそのだいたい中央にイオニアというところがあります。

夫の長年の友人夫婦が西海岸のシアトルからここに移り住んで1年、ご夫婦の二人の子供達はすでに独立したそうです。
この広大な土地に夫婦二人で野菜を育て鶏を飼い、家の内装も好きな色に塗り替えたり忙しく過ごしているそうで、その土地の広さは10エーカーだそうです。1エーカーは約1200坪。なので12000坪!!

この農地のゆるやかな丘を越えて一番奥へ行き、振り返ると家が見えません。
敷地内にはりんごの木やウォールナッツの木もあり、ちょうど実がたくさんなっていて皆で拾いました。
ご主人は片方の鹿の角が落ちているのも見つけたそうです。


タマゴを産むようにひよ子を10羽買ったそうですが、そのうち1羽はオスだったとか。
夜はコヨーテなどに襲われないように、上の写真のかわいいチキンクープ、鶏小屋に入れます。
「箱入り娘達」はあと少しでタマゴを産むくらいに成長するそうです。
それまではご近所のフリーレンジ、放し飼いされてる鶏のタマゴを1ダース$1(91円くらい)で買っているそうです。
この辺りのスーパーで買うと$5~はします。

自分達で育てた野菜をBBQしてくれました。コーンは皮ごと焼いてあり香ばしくていい香りです。
かぼちゃの煮物も久しぶりにいただきました。
食べたいものは作っちゃうと言っていましたが、私も見習わねばとつくづく思いました。
いくつもの種類のパンも自家製です。
バターも近所のお友達の自家製だそうで、濃くてまったりといい香りのバターでした。
ご主人がアイスクリームも作ってくれ、子供達も大喜び~。

そして暗くなってからボンファイヤー、焚き火をして長い木の枝に刺したマシュマロを火であぶり、これも香ばしくておいしい~
そして先ほどまで遠くでないていたコヨーテが、いつの間にかずいぶん近くでないています・・・

少し前には暗くなると辺り一面にすごい数のホタルが光っていたそうです。
今はホタルはいませんが空を見上げると明るい星がたくさん光っています。
長男のいう「ハエ叩き」のような北斗七星もよく見え、星の観察の宿題がここならよくできそうです。

翌日は順番に芝刈り機の運転をさせてもらった子供達。楽しくて仕方ありません。

奥さんは食べきれないほど次々にできる夏野菜を瓶詰めにするために毎日忙しかったそうです。
地下室にきれいに並べられていました。

バターナッツスクワッシュ、かぼちゃもたくさん。


ひょうたんも。
ご主人の趣味、アンティーク収集。
以前日本にいた際に暇を見つけては骨董市へ出かけ、集めた数々ということで・・・
家の中は古民家のような不思議な雰囲気も。


モダンなフラットスクリーンTVもよく見るとアンティークの書机の上。

もっともっとたくさんの品々があり、2階の部屋の改装が済んだらそこへディスプレイするそうです。
臼と杵までありました。

1800年代からの歴史ある町並

町へ出ればレンガ敷きの道路が落ち着いていていい感じです。
ふと、こんな生活いいなーと思いましたが、私達にはまだまだ手のかかる3人のギャングがいます。
夢見ている場合ではありません。

子供達は鶏もタマゴを産むためと鶏肉になるため、牛もミルクのためと牛肉になるため、鹿狩りのことなどいろいろ学んだことがありました。
つかの間でしたが本当に楽しいひと時をありがとうございました!

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