2010年7月9日金曜日

フォスターペアレント


バンクーバーから遊びに来ていた夫のいとこ。
一緒に来ていた4才の娘は養子です。
ダンスとおしゃべりが大好きで、大きな目とサザエさん風にしばったちりぢりの髪がかわいい女の子でした。
いとこの子供3人はすでに独立しています。
数年前、ボランティアの教師としてアフリカに滞在している時に引き取ることを決めたそうで、その時は1才半でした。
以前から自分の3人の子供達にもフォスターペアレントになることを勧めているけれども、皆自分の仕事や生活で忙しいようで、まだ誰も決めてないのよと言っていました。
皆まだ若いから自分のことで精一杯になっちゃうんじゃないの?と彼女に言ったら、
「私は20の頃からフォスターペアレントをしているわよ。そのうちの一人はもう30になったわ」とのこと。
彼女のフォスターチルドレンは医者と教師(だったと思う)になったとのことです。

自分の子供達も金銭的な理由を言うけれども、世界の人たちがそれぞれたった一人の子の援助をするだけで、教育を受けられない子供がいなくなるのよというような話を聞きながら、それを20代のころから実行しているとは・・・とても考えてしまいました。
裕福で余裕があるから援助をするのではなくて、普通に生活できる自分達がそれをできない子供達を援助するのは特別なことではないでしょうと。

もちろん彼女の姉弟や友人の手助けもあるけれど、シングルマザーで3人の子供達を育て上げ、別の国には彼女のフォスターチルドレンが成人していて、そして今炎天下の動物園で疲れて歩けない4才の娘をおんぶして歩く彼女のエネルギーのすごさとボランティアが根付いている文化の違いを感じました。

1 件のコメント:

  1. コンニチハ☆早速立ち寄ってみました!

    ご一家のロングバケーション報告をこれからも楽しみにしていまぁす☆

    こちらは、メールで写真送らせていただきますね(^0^)/

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